店舗で流れている音楽の影響とは!?

今日では、当たり前のように流れている「音楽」だが、店舗空間には重要な要素であります。
この音楽で人へどんな影響を与えているのかご紹介します。

 

BGM(バックグラウンドミュージック)の歴史

BGMの歴史は古代ローマ時代まで遡るといわれています。
古代、中世のヨーロッパではほとんどの場合、音楽は環境を変え、神の加護を乞うために演奏されていたそうです。
十字軍では、軍楽隊を雇って軍楽を演奏させて、兵士の士気を高めていました。
そして、産業革命によって、BGMの用途はどんどん広がっていったそうです。
で、日本は1907年に三越デパートがスコットランドの音楽隊をまねて少年音楽隊をつくり、1930年にはパイプオルガンを設置し、楽しい音楽とともに買い物をしてもらおうという考えだったそうです。
それから、音楽が人間に及ぼす影響について、心理・生理学の分野でも色々研究されてきた。
1930年代に大阪にある江崎グリコの工場では「生産性が午前と事の中ほどで著しく低下する」ということもわかった。
そこで、音楽を利用し試みてみると、結果的に10%ほど生産性が増加したそうです。
しかし、なかなか我が国では工場などでのBGMの利用は広がっていかなかった。
第二次世界大戦後、1957年に日本音楽配給株式会社が設立されてから音楽が身近な存在となり、環境音楽に対する認識が高まり、今日に至ります。現在、企業では、効率性を高め、ストレスを緩和し、つねに安定したコンディションを保つために欠かせない存在となっています。

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店舗造りで重要なのは環境音楽!

環境音楽とは、辞書で引くと「音楽が突出することなく、まわりの環境にとけ込んで耳に入ってくる感じが特徴」とある。
BGMと違うのが、主体を取り巻く環境に対して、作曲家が何らかの構想をもってつくった曲に、演奏家がまとまりのある音として編成したものです。
その効果についてご紹介します。

・イメージ誘導効果
空間イメージを決定付ける効果がある

カフェやレストラン、デパートなどで店舗イメージをお客さんに浸透させる。
店舗の雰囲気を明るくしたり、高級感を醸し出したり、子供が多い場所では楽しい雰囲気をつくる。

 

・感情誘導効果
BGMや環境音楽の効果の中では、選曲を間違えなければ一番効果的な使い方である

商業施設では店舗や曲調で回遊の店舗も変わる。スローテンポの曲を流すとゆったりと落着き購買効果も高まる。
アップテンポな曲を流すと回転率を高める効果がうまれる。用途に合った選曲によって大きく左右される。

 

・沈静効果
心身共に癒されて、何かに集中している状態、つまり沈静効果をもたらす

工場での作業効率アップ
銀行で落ち着いた雰囲気を演出
病院での緊張緩和(安心感を与える)
カフェやレストランでくつろいでもらう

 

・覚醒効果
気分の高揚や、緊張感の喚起といった覚醒効果をもたらす

ロックなどのアップテンポな曲
スポーツ選手の入場時に会場全体を盛り上げる
薬局やスーパーでの販売促進

 

・マスキング効果
騒音や雑音を隠す

店舗が大通りに面していて車の騒音がうるさい
継続的に発せられる機械音がうるさい
隣との席が近く、話し声が聞こえてしまう
さらに静けさの演出

 

以上のように、環境音楽が人へ与える効果を大きく5つにジャンル分けしました。
お店の環境、業種、目的、ターゲット層など、様々な状況によって使用する音楽も変わってくるはずです。
これらの効果を考慮し店舗の内装時に落とし込めば、生産性や作業効率も上がってくるかと思います。
結果的に、音楽という目に見えない要素も、しっかり検討していけば、売上UPに繋がると私は思っております。
参考文献「インテリアと空間演出の基礎知識」

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