流行るクリニックを創る4つの設計法

まず、いつも分からなくなるのがクリニックとか診療所とか病院、医院とか。

いったい違いは何なの?って思いませんか??

20床以上の入院が可能な施設を病院施設となり、19床以下の患者を入院することができる施設を診療所と言います。

なお、診療所=クリニック=医院となります。つまり、医療法ではクリニックも医院も診療所となります。

では今回、よく耳にするクリニックについてご紹介していきます。

流行っているクリニックは、なぜ流行っているのか!?

ちょっと検証していきたいと思います。

 

1.患者目線で設計されていること

クリニックと言っても、内容によっては変わってくると思いますが、患者目線で設計することについては共通だと思います。

待合のスペース(広さ)、明るさ、快適さ、居心地の良さ、患者の動きやすい動線など。

患者さんがこのクリニックに何を求めているのか(治療以外で考える)。

どうなっていたら嬉しいのか。常に、患者さん目線で見ていくと、細かい家具や雑貨品などにも配慮できていくる。

普段、気が付かないような部分にも気を配ることで、全体がまとまって綺麗に見えてきます。そして、そんな気配りに必ず誰かが気づいてくれます。

人ってさり気ない心遣いがとても嬉しいものです。

是非、意識してみましょう。

 

2.診察するまでの一連の流れがスムーズであること

建築のスペース部分で言いますと、受付→待合→診察→待合→精算という動線に無駄がなく、患者の動線とスタッフの動線がぶつかることもなく、スムーズな設計を意識したいです。つまり最初のゾーニング計画が非常に重要です。

見えにくい部分ではありますが、予約システムと患者の待ち時間の対応が物凄く重要だと思います。

電話予約は受け付けないとか、待ち時間は外出可能にするなど。患者の層にもよりますが、色々な考え方がありますね。しかし、流行っているクリニックはこの待ち時間の対応が本当に素晴らしいです。戻り時間を伝えてくれるので他の用事を済ませることも出来きたり、待っていても苦にならない設えがあったり、クリニックによって様々です。

患者さんへの対応と、ドクターとスタッフの連携が本当に重要になってきますね。

 

3.ターゲット層(患者)が明確であること

こちらはクリニックだけでなく、どの業種にも当てはまる内容です。

これは本当に重要で、私のブログでも何度も言っている気がしますが、つまり誰にこの商品(もの以外のことも含む)を売りたいのか!?

クリニックも色んな分野がありますが、例えば、どこに住んでいて、年齢はいくつぐらいで、女性なのか男性なのか、子供がいるのか、仕事は何をやっている人なのか、年収はどれ位ある人なのか・・・。

まず、このターゲット層によってはクリニックの展開場所すら変わってくるはずです。

つまり、そのターゲット層が集まりやすいのは、郊外なのか、街中なのか。また、駐車場計画なども関係してきますよね。

その他にも、クリニックそのもののデザインやそれを宣伝していく広告や名刺、ホームページ、ユニホーム・・・。

全てが変わってきます。

逆のことを考えると、ターゲットを決めることでデザインやクリニックの方向性が決まってくるので行動しやすいのです。

しかし、闇雲に決めてはだめです。しっかりマーケティングをし、需要予測を立てた上で決める必要があります。

 

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こちらは、歯医者の事例ですが、内装のデザインを見れば一目でわかりますよね。

ターゲット層は子育て世代の親とその子供です。

キッズスペースも確保されており、テーマパークのようなデザインです。

現在では、子供のおもちゃ、DVD、風船などがあって、もっと賑やかなスペースとして使用されています。

ターゲット層を絞ると自ずとデザインの方向性が決まってくるのです。

 

4.ドクターの腕と対応の仕方

何と言っても一番重要な要素がこれですね。当たり前のようですが、ドクターの技術+知識はもちろんですが、本当に流行っているクリニックというのは、患者さんに対して丁寧な対応がされていることです。この目に見えないモノこそが、人の心を動かす要素でもあり、建築空間とドクターの技術、そしてそれをサポートするスタッフとの組織力が流行るクリニックを創り上げていくのです。

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自分の経験で考えると、多少行きにくい場所でも、多少予約が取りにくくても(混みすぎていて)、この要素がしっかりしていて他とのバランスも良ければ必ず流行るクリニックを創ることができると思います。

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